大人の発達障害自己チェックリスト【大人の発達障害の対処法】
はじめまして、ひつじのメロンパンと申します。
元児童指導員で、児童指導員歴は2年です。
今まで5~50才の発達障害の方、20名以上と知り合ってきました。
仕事や人間関係が上手くいかず、苦しんでる発達障害の方といまも関わっています。
自分が発達障害なのか不安だと思いますが、安心してください。
大人の発達障害の自己チェックリストを用意したので、簡易的ですがチェックすることができます。
この記事では、自分は発達障害なのか「大人の発達障害自己チェックリスト」で分析でき、「発達障害の可能性がある場合の対処法」も解説します。
この記事を読むことで、あなたは自分が発達障害なのかわかり、発達障害の場合は対処法もわかりますよ。
いまより仕事が楽になるはずなので、最後まで読んでみてくださいね!
発達障害とは
神経発達症ともいわれ、身体、学習、言語、行動のどれかに不全を抱えた状態のことを言います。
だいたいは子供の頃に能力の欠如が現れるますが、大人になってから発覚する人もいます。
理由は、現在の方が発達障害の認知が広がっているから。
発達障害の原因は先天的な脳機能の偏りであることがほとんど。
大人になるにつれ欠如した能力を補うことができるため、治ったように錯覚しますが、生涯治ることはありません。
周囲の理解と協力が必要です。
大人の発達障害自己チェックリスト
下記の表でいくつ当てはまっているか確認してみてください。
①相手が怒っている理由を聞いてもわからない
②周りのみんなは笑っているが、なぜ笑っているのかわからない
③自分がしゃべると周りが嫌な顔をすることが多い
④アイコンタクトやジェスチャーが苦手
⑤こだわりが強い
⑥いつもと違うことに弱い
⑦音やにおい、味や触られることに敏感、もしくは鈍感である
⑧見通しが立たないと不安
⑨集中力が短い方だ
⑩予定や物をよく忘れる
⑪片付けが苦手
⑫計画を立てることが苦手
⑬時間管理が苦手
⑭ずっとイスに座っていられない
⑮順番を待つのが苦手
⑯うっかり口を滑らせて、相手に嫌な思いをさせることがよくある
⑰読めない文字が多い、文字の読み間違いが多い
⑱計算ができない
①~⑧に当てはまるのが多い人は、自閉スペクトラム症(ASD)の可能性が高いです。
⑨~⑯に当てはまるのが多い人は、注意欠如多動症(ADHD)の可能性が高いです。
⑰~⑱に当てはまるのが多い人は、学習障害(LD)の可能性が高いです。
発達障害の種類
では、可能性が高い発達障害を具体的に一つずつ説明していきます。
自閉スペクトラム症(ASD)
他人の気持ちを理解することが難しく、空気を読むことが苦手です。
アイコンタクトやジェスチャーなどの非言語コミュニケーションも苦手。
こだわりが強く、いつもと違うことに弱いです。
また、音・におい・味・触覚が敏感もしくは鈍感という感覚異常があります。
周囲の音が騒がしくて集中できなかったり、職場のにおいが気になって居ることができない人もいるそうです。
注意欠如多動症(ADHD)
集中力が短い。予定していた約束を忘れがちで、物もよくなくします。
計画を立てることも時間の管理も苦手。
片付けも不得意です。
落ち着きがなく、ずっとイスに座っていることが難しい。
衝動的に言動してしまうため、相手がどう感じるか考えずにしゃべってしまうことがあります。
ずっと待っていられない、周りを見ずに列に割り込んでしまうことから、順番を守ることも苦手。
逆にボーっとしていることもあります。
飽きっぽいですが、逆にいろいろなことに興味をもつ好奇心旺盛な部分もあります。
学習障害(LD)
全般的な知的発達に遅れはありませんが、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」能力に困難があることです。
文字を読むのが遅く、読み間違える。
計算が苦手などの特徴がみられます。
特定の分野はできませんが、その他で発達の遅れが見られないため「努力不足」「不器用」と思われることが多いです。
※発達障害は一つだけ現れるのではなく、合併して現れることもあります。
大人の発達障害の対処法
では、発達障害の人はどうやって社会と上手くやっていけばいいのか。
いくつか対処法をあげてみましたので参考にしてみてください。
病院で診断書をもらう
まずは自分が発達障害であることを証明してもらいましょう。
ウェブで「在住の市町村名 発達障害 病院 大人」と調べれば該当する病院が出てきます。
あらかじめ電話で「大人の発達障害の診断をしてもらえるのか」を聞きましょう。
対応してくれる病院ならそのまま予約をすればOK。
病院で詳しく検査をして診断をしてもらいましょう。
ただ、こういう病院は常に予約がいっぱいで、2か月先まで予約が取れないこともあります。
また、診断には時間がかかるので何度も通う必要があります。
焦らずゆっくり診断してもらいましょう。
就労支援を利用する
就労支援とは、就職に必要な職業訓練や安定して働くために必要な能力を身につける訓練をしてくれるところです。
就労支援には「就労移行支援」「就労継続支援(A型)」「就労継続支援(B型)」の3種類があるので、自分に合った方法を選びましょう。
病院の診断書があり、通院していれば利用できるようです。
周りの理解と協力が必要
発達障害は周りの理解と協力が必要です。
音やにおいのせいで仕事ができないなら、気にならないよう別の部屋に変えてもらう。
予定を忘れやすいなら、伝えた時間に声をかけてもらうようにするなど。
自分一人では対処に限界があります。
一人で抱え込まず、周りの人に助けてもらいましょう。
自分でできる対処法
周りの理解と協力が必要と言われても、いまの状況的に難しい場合もあると思います。
そんな人のために発達障害で考えられる対処方法も考えてみましたので、少しでも参考になればうれしいです。
・予定は細かくメモする
・優先順位を決める
・アラームを使う
・物の置き場は決めておく
・とにかくメモを取る
・繰り返し確認する
・余裕をもって計画を立てる
上記のことを実践してもらえれば、いまより楽に仕事ができるようになるはずです。
まとめ
大人の発達障害自己チェックリストはいかがだったでしょうか?
大人の発達障害の対処法は役に立ちそうですか?
不安な気持ちはまだあると思いますが、焦らず、一つずつやっていけばいまより少し仕事が楽になります。
ゆっくりやっていきましょう。